M・T

「考えること」が好きな人が輝く職人技の世界。9年目設計者が語る成長の秘訣

製造・組立部 / 岩手工場

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入社のきっかけと、この業界を選んだ理由を教えてください

小さいころから手芸や工作が好きで、細かい作業や工夫して形にすることに夢中でした。ジャンルを問わず「作ること」そのものにいきいきしている自分を感じていたので、就職活動の際も自然とものづくり業界に惹かれていきました。

業界について調べていく中で、ものづくりには欠かせない「金型」という存在を知り、それを作っている多加良製作所に興味を持ちました。

実際に工場見学に参加した際に強く印象に残ったことは、機械任せではなく、人の手や五感を使って加工するような、まさに職人技のような加工をしている部署があったことです。それを見て「こんなに繊細さを求められる仕事があるなんて」と感動しました。また、社員同士でコミュニケーションを取りながら仕事をしている様子も印象的で、こういう雰囲気の中で自分も仕事をしたいと感じ、入社を決めました。

大学では化学を専攻されていたとのことですが、入社後はどのように勉強したのでしょうか?

大学の専攻は全く違う分野で、図面を見る機会もありませんでした。そのため、まさに未経験からのスタートでしたね。

入社後すぐに基礎研修があり、そこで図面の見方や測定器の使い方などを1から学びました。独学で覚えるというよりは、会社で教えてもらいながら、実務を通じて覚えていきました。もともと新しい知識に触れることが好きなので、知識が増える過程そのものが楽しく、大きくつまずくこともなく成長できたと思います。

全く違う分野からのスタートではありましたが、学生時代に培った考え方や知識は確かに活きていると感じています。今の設計の仕事でも、金型を設計し、実際に成形確認した時に思い通りにいかないことがあり、その原因を探る場面があります。そんなときに「なぜそうなったのか?」を論理的に考え、複数の可能性を検証していく力は、まさにこれまでの学生時代の経験が土台になっていると思っています。

現在の設計業務について教えてください

私はトランスファーモールド金型と呼ばれる、主に半導体部品に使われる金型の設計を担当しています。営業担当の方と一緒にお客様との打ち合わせに参加して仕様を確認し、その内容を元に金型の構造を検討します。それから3DCADを使ってモデルを作成し、各部品の図面を作成して次の工程に提出します。設計した金型が出来上がったら、問題なく成形できるかを確認することまでが私の仕事です。

金型設計の仕事は一人で完結するものではなく、さまざまなことを考慮して設計する必要があります。お客様の要望を満たすことはもちろんですが、加工時間ができるだけ短くなるような構造にするなど、製造工程まで意識することも大事にしています。

印象的だった案件について教えてください

詳細はお話しできませんが、これまでにない構造の金型を検討・設計する案件を任されたことがあります。社内でも実績が無く、もちろん世の中にもまだ出ていないものだったので、最初は「そもそもどういう構造にすれば成り立つのか?」という根本的な部分から考える必要がありました。

自分なりに色々と考えて「こうしたらいいんじゃないか」とアイデアを出しながら、煮詰まった時には設計部署の先輩だけでなく、他部署の方にも相談しに行き、試行錯誤を重ねながら形にしていきました。社内としても初めての挑戦でしたが、最終的にお客様のご期待に沿う形で成形することができたときは、苦労した分だけ大きな達成感を感じました。自分のアイデアと周りの協力によって新しいものを形にできることこそが、設計の仕事ならではの醍醐味だと思います。

今後の目標や挑戦したいことはありますか?

今は設計の仕事をすごく楽しみながら取り組んでいるなと感じています。最近はイレギュラーな案件を任されることも多く、毎回新しい構造の金型設計に挑戦しています。構想を練りながら形にしていく過程は、私にとって大きな刺激となり、やりがいを実感しています。これからも、この「楽しい」と感じる気持ちを大切にしながら、さまざまな案件に取り組んでいきたいです。

職場の雰囲気について教えてください

社内の雰囲気はすごく良いと感じていて、年齢に関係なく意見を言いやすい環境です。ベテランの先輩も若手も分け隔てなくコミュニケーションを取れるので、仕事で困った時にも相談しやすく、とても働きやすいです。そうした環境が、日々の設計業務でも助けになっています。

女性として働く環境はいかがですか?

製造業は女性が少ないという印象がありますが、当社も例外ではなく、確かに女性は少ないです。ただ、男女関係なく意見を尊重してもらえる環境があるので、特に働きにくさは感じていません。多加良製作所の女性比率は3割程度で、製造業の中では多い方だと思います。特に若い女性の方には、同性の先輩がいることで安心感もあるのではないでしょうか。

どのような人が多加良製作所に向いていると思いますか?

ものづくりをしている会社なので、考えることに前向きに取り組める方であれば活躍できると思います。特に、考える過程そのものを楽しめる方や、新しい工夫を試すことが好きな方には、大きなやりがいを感じてもらえるはずです。

設計に限らず、加工や組立といった他の部署でも、「どうすれば効率よく作業できるか」「工具を長持ちさせるにはどうすればよいか」など、常に工夫や改善を考える姿勢が求められます。そうした発想や工夫を楽しめる方なら、多加良製作所で存分に力を発揮できると思います。

求職者の方へのメッセージをお願いします

考えることやアイデアを出すのが好きで、ものづくりにワクワクする気持ちを持っている方は、多加良製作所にピッタリだと思います。

設計に関しては金型づくりのスタート地点ということもあり、失敗できないというプレッシャーもありますし、本当に多くの要素を考慮しながら進めないといけないので、難しさを感じることもあります。

しかし、それを負担ではなく挑戦と捉え、工夫を重ねて形にしていく過程には大きな刺激があり、やりがいを実感できる仕事です。そうした魅力に共感できる方、ものづくりの面白さを感じられる方に、ぜひ応募していただきたいです。

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